塾講師のアルバイトは時給がいい? 特徴や指導内容についてまとめてみた
こんにちはあろっとです。
突然ですが私は塾講師としてのアルバイトの経験があるので、塾講師の時給はどれくらいなのか、仕事内容はどういったものなのかについてまとめました。
塾講師としての経験
私は講師1人に対して2人の生徒を担当する個別指導の塾講師として約2年間のアルバイト経験があります。
自分がその塾で経験したことや、塾で働く友人から聞いた話をもとに塾講師のアルバイトについてまとめます。
塾講師の種類
塾講師といっても1対1や1対2などの少人数制の個別指導や1人で10~40人またはそれ以上を一人で担当する集団指導、生徒からの質問対応や事務作業などを担当するチューターがあり、それぞれ時給や仕事内容などは異なってきます。
それぞれの特徴について
個別指導
・個別指導の時給
個別指導の時給は平均すると都内で1200円くらいです。
1対1よりも2.3人ほどの複数の生徒を同時に担当する個別指導塾のほうが時給が高い傾向にありますが、どちらにせよおおよそ1000~1500円ほどでしょう。
・個別指導の指導内容
個別指導では講師と生徒との距離感が近く、生徒により授業に集中してもらうためにもアイスブレイクをしたり、雑談を挟むことが大切です。
また、担当する生徒が固定されることが多く、のみこみの早さや性格などによって担当する生徒にあった指導方法を見つけることが何よりも大切です。
1人で複数人担当する場合、違う学年、違う教科の生徒を同時に担当しなければならない場合もあり、指導難易度が大きく上がります。
そのため、塾講師としてのアルバイトを初めて経験する場合は極力1対1指導の塾をおすすめします。
・個別指導の良いところ
個別指導の良いところとして、集団指導に比べある程度シフトの自由が利くことがあげられます。集団指導ではほぼ固定シフトですが、個別指導では特に春期講習・夏期講習などの期間では生徒の授業数も増え、シフトを増やすことも可能になるほか、通常の期間でもある程度流動的にシフトが組まれることになります。
また、担当する生徒が固定されている場合、自分の指導が直接、生徒の点数に反映されることになるので、生徒の点数が上がった場合はよりやりがいが感じられるでしょう。
・個別指導の気を付けるべき点
先ほどシフトの自由度が高いということを述べましたが、逆に受講する生徒の数が少なかったり、講師が多い曜日などは多くの授業数を希望しても、それだけの授業を担当することができない場合があります。
いい意味でも悪い意味でもシフトが流動的ということが言えます。
集団指導
・集団指導の時給
集団指導の時給は2000円~3000円の場合が最も多いです。
しかし個別指導の場合よりも給与の範囲が広く、高いところでは時給6000円に近い塾もあり、アルバイトのなかでもトップレベルに時給が高い職種といえるでしょう。
・集団指導の指導内容
集団指導では数十人の生徒に対して一人で教えるので、学校の授業と非常に似た形で進行します。
また、個別指導とは違い、生徒と物理的な距離があるため、個別指導以上に工夫した伝え方や、生徒が全員がついていけるスピードでの解説が必要になります。
・集団指導の良いところ
集団指導の良いところはやはり時給が高い点でしょう。
また、集団指導は多くの生徒に対して指導するため、社会に出た時の会議でのプレゼンなどの上達に非常に役立つといえます。
学校の先生と同じような立場を体験できるため、将来学校の先生になりたいという人にもおすすめです。
・集団指導の気を付ける点
集団指導では基本的には固定シフトであり、大きくシフトを変えられないというのは気を付ける点でしょう。
また、時間に気を付けながら、多くの生徒を同時に指導するというのは難易度が高く、個別指導以上に、授業前の予習やデモンストレーションを綿密に行う必要があります。
チューター
・チューターの時給
チューターの時給はおおよそ1000円~1200円程度です。
なので個別指導や集団指導の講師に比べると時給はやや低いという印象です。
・チューターの指導内容
チュータは自習をサポートするスタッフであり、生徒が分からない問題を解決することが主な仕事内容です。
また、プリントを配ったり、生徒の出欠確認をしたりといった事務作業を任されることも多いです。
予備校や集団指導の塾では、講師よりも個別に生徒と接する機会が多いため、面談を任されるところもあります。
・チューターの良いところ
チューターは「生徒に指導する」というよりも「生徒をサポートする」というイメージで生徒の不安や悩みを解消するといったメンターとしての役割を担いたいと考えている方にとっては最もやりがいを感じられる職種といえるでしょう。
・チューターの気を付ける点
特に夏期講習の期間など休暇では生徒の出欠確認や生徒の親御さんとの面談など、業務が増え、個別指導や集団指導の講師以上に、著しく忙しさが増すため、やりがいが感じられる一方でそういった忙しさに耐えられる忍耐力が求められます。
最後に
どのスタイルの塾講師であっても、生徒の点数がアップするという形で成果が表れることはうれしくやりがいが感じられるほか、説明が上手になるなどスキルアップにもつながることは魅力的です。
塾講師になりたいと思った方は、この記事を自分の特徴にあった指導方法を選ぶ参考にしていただければと思います。